宝永山ハイキング 〜富士登山に行く勇気はないけれど〜
h30.8.26
富士山に行くのは勇気が無いけど富士登山を味わいたい
去年の夏は富士山に挑戦せずにおわり、今年こそは!!
と、ならないのが、情けないのですが・・・。
運動不足でも行かれそうな宝永山に行くことにしました。
宝永山は富士6合目にある311年前に噴火した火口部分で、ハイキングコースになっています。
それなら運動不足でもどうにかなるかと・・・。行ってみる事に。
ハイキングコースなのですが、よく見ると第一火口から先は「急な上り」【登り1時間下り30分】( ゚Д゚)と書いてあります。
東名高速の御殿場インターを降りて、23号を登って行くと、途中からどんどん富士山が近づいてきます。
富士五湖側から夏の富士山は良く見るのですが、御殿場側からはあまり記憶になくて、近づいてくる富士山は結構赤く感じました。
日曜日ですが道は混雑もなくスイスイと快適なドライブです。
この季節は表富士宮5合目駐車場までは、御殿場の水ケ塚より、マイカー規制がかかっているので、バスかタクシーで上がります。
水ケ塚駐車場は1000円/回。
タクシーは片道4370円
バスは片道大人1150円 子ども580円
(往復割引あり)
大人4人だとタクシーでも変わらない料金です。
今回はバスがいってしまったばかりで、人数もいたので登りはタクシーで五合目に行きました。
五合目の看板にて
この日は猛暑日で関東は40度近いところもありました。五合目は20度弱!さすが涼しい!快晴だったので日差しは暑く、半そででもいい感じでした。
この看板の緑の線の宝永山遊歩道へ行き、その後の赤い矢印の宝永山まで登ります。
この落石多発と書いてある箇所の下の道が、急な上り坂なのでしょう(;'∀')。
遊歩道を行く前に6合目までは頂上を目指す登山者と一緒の道です。
登山道入り口です。人がゾロゾロ・・・。
5合目から6合目ってこんな感じなんだ〜(*´▽`*)。。なんてキレイは景色(*´▽`*)
と思う反面、一気に車で上がってきたせいか、息切れ(''Д'')。
しかし、振り返ると雲海がすごくきれいです。
沢山すれ違う下山者の方々の疲れた表情に、富士山登頂の大変さを感じます。
6合目に着きました。
常にこの景色が見えてここまで来ました。富士山て高いんだな。植物が無いって、こんななんだな。
分岐地点に着きまた。
7合目に向かう人がぞろぞろいます。
この矢印の先の点々は登山者。ゾロゾロ行きゾロゾロ帰って来ます。
人もまばらな遊歩道。歩きやすく勾配もきつくなく、快適です。
進んでいくと立ち止まっている人がたくさん見えて、しだいに火口が見えて来ました。
みんな、雲海をみたり火口を眺めたり
この雲海の左側が…
火口です。大迫力です!!細い線が登山道。
正面のくもが凄い早さでうずを巻いています。
歩いている人がかろうじて見えます。火口の規模がわかるでしょうか?
下っていくと、火口底のところでたくさんの人が休憩していました。
その先がイラストマップで見た、急な上りなのでしょう。(見るからに急です)
どれだけ急かと言うと、このくらい(*´Д`)
どれだけ急かというと、このくらい(;'∀')
ここはかなり上まできています。
足元はこんな感じで、ザラザラの砂のような感じです。登ってはずり落ち。。。
試しにつま先で駆け上ってみると、いい感じに進みましたが、急斜面をそんなに駆け上がれるわけもなく・・・。
地道に一歩ずつ、ずれ落ちながら登ります。
ようやく登り終えました。ここが馬の背?
すっごい突風が吹いてます。ドンっと風がぶつかってきて、よろけるくらい。
下から見ていた時、ここにある雲が凄い早さで、動いていた理由が分かりました。
なんと、この馬の背?から宝永山と逆方向に行く人がたくさんいます。ここから山頂に向かうのでしょう。すごいなー。この突風をものともせずに、進んで行きました。
ここからは平坦な道になりました!この先が宝永山山頂!両側が斜面ですが、道幅がひろく、風でヨタッとしても滑落の心配は感じません。
何よりも、このロケーションにときめく!!
頂上到着です!風強い!
上にみえるのが富士山の山頂!
近く見える!すぐそこに見える!
しかし、錯覚なんだろうなぁ。実際登ったら、なかなかたどり着かいのでしょう。
山頂からの景色。
奥に浮いて見えるのが伊豆の山々かな(・・?
突然、風がとまる瞬間もあるものの、落ち着いて食べていられる感じではなかったので、降りてからお昼を食べる事にします。
降りようと思ったら近道発見!
よく見ると、道があるのがわかる程度の道です。行きには全く気が付かなかった。
火口底まで降りて昼食することにします。行きに火口底でたくさんの人が休憩していたのはそういう事だったのですね。
他にゆっくり座れるところが意外になかったのですね。
下りはどんどん降りれます。しかし、レッグカバーがないと、靴の中に石が半端じゃなく入ります。
私は持っていなかったので、下りきった時には健康足つぼくらい、石がゴロゴロ入り痛かったです。
降りて来て、復習するとこんな感じでした。
この登山道の左側が落石多発箇所。
毎日、落石があるそうです。
とても広いので、登山道にまで届くことは無さそう(*^^)v
帰りは六合目を通らずに樹林帯を通る事にします。分岐の富士宮口五合目という矢印が樹林帯。35分と書いてあります。
樹林帯に入る前に、前方に立ち止まっている数名を発見。
気になって、寄り道する事にします。
そこには静岡森林管理署の方がいて、説明を色々してくれました。
300年かけてようやくここまで緑が増えて来たそうです。ここは第二火口になるのかな?
宝永山の噴火口は富士山の頂上の噴火口より大きいそうです。
温暖化もあるし、少しでも緑が増えるのを願っていました。種が飛んでようやくここまで増えたそうです。
しかし、富士山は300年に一度噴火すると言われているとかで・・・
311年経つから、そろそろ噴火するかなぁ・・・
と、おっしゃっていました(''Д'')
富士山をみるたびに受けている恩恵を感じるのですが、噴火となると本当に大変なことがあるので、複雑になります。
お礼を言って、樹林帯へ入って行きます。
入ってみると静かで涼しくて、清々しい樹林帯でした。
人に殆ど会いません。
途中、クマ出没注意の看板が!
またしても、熊鈴を持ってきていません(-_-;)
白樺の並木があったり、突然ひらけたりと、気持ちよく歩き
ブルトーザーの基地に到着!
とても気持ちのよいハイキングでした!
帰りはいつものお楽しみの温泉です(*´▽`*)
ここは湯温が低めに設定されていて、のんびり出来ました。
帰る時に見事な富士山!!現地の方が「晴れた夏の日の夕方にこんなに山頂が見えることは滅多にないよ」と教えてくれました。
手前の雲海はもくもくと流れていました。
続いて、かつ榮でとんかつ!
私の様に、富士山に登る自信はないけれど、富士登山に興味のある方は、このコースは最適な場所だと思います。
脚力に自信がない方は、火口底まででも、満足な景色がみられるのではないでしょうか。(私も脚力ないですが(・・;))
装備はそこそこ万全をお勧めいたします(⌒∇⌒)
以上、宝永山ハイキングをお読みいただきありがとうございました。